便利で簡単に仕上げ加工ができる酸洗いの特徴はこれ!

便利で簡単に仕上げ加工ができる酸洗いの特徴はこれ! Posted on 2018年4月28日

簡単な原理で仕上げができる

酸洗いとは、酸性の液体が金属を溶かす性質を利用したものです。これを応用して、バリを除去して角を丸めたり、表面粗さをよくして防錆効果を付加させたり、ミクロンオーダーでの寸法仕上げが実現します。液体に製品をつけるだけですので、シンプルな設備で対応ができ初期投資がリーズナブルです。また、仕上げ加工は、人や機械の作業ではできないことがありますよね。例えば、形状が複雑であったり、大型の製品で重量物であったりなどがあります。液体が流れ込むのでこうした悩みも解決することができますよ。主に精密部品で、駆動部位に異物がかみこんで不具合を防止したり、寸法精度が厳しい部品の仕上げとして最終工程で採用されます。

始めの立上げが肝心です

ミクロンの変化を与えるのでどんなものでも仕上がるわけではありません。前工程の管理が重要です。例えば、バリの大きさや表面粗さの程度を決めておく必要があります。ミクロンオーダーの変化ですので見た目ではわかりませんよね。これを解決するためには試行錯誤を繰り返して、前工程の品質と酸洗いの条件を決めます。具体的には、金属に応じた最適な液体の選定とつける時間です。

液体の管理が重要です

酸性の液体は、肌に触れると危険ですし、環境にも悪いですよね。これを管理するためには手順書や保護具の着用で徹底することです。まず、人体の影響は、肌に触れることがないように保護具を選定することと、臭気で気分がわくるならないように換気設備を設けることです。環境では、河川や土壌に流れないように、流出防止の構造や自治体に従って処分することです。

酸洗いは表面処理の為に行い、この方法は比較的コストがかからずコスパが優れています。目的は表面を綺麗にする事(洗浄)・後の作業をしやすい様にする事(下地処理)・表面に膜をつくる事(被膜形成)です。